腹痛

腹痛がひどかった。原因は予想がつく、水分の摂りすぎだ。
胃腸はもともと弱かったが、大学時代に自転車で思いっきり腹を打ってから
それは余計にひどくなった。どこだかの間抜けな業者が歩道に穴をあけた
ままでほおっておいたのだ。クラブイベントへ行こうと自転車を走らせて
いた俺は穴に嵌りおもいっきり腹を打った。それが最初だ。奇特なことに無料だった
そのイベントも腹痛のおかげでロクに楽しめず、俺は即効帰った。思えば
腹痛というよりは局部を思いっきり打ったときのあの痛みに等しい。
どこか内臓が傷ついたのだと思うが、実際内臓の痛みというのは鈍くできて
いるので、我慢できないほどではない、わずかな腹痛を抱えながら今に
至るというわけだ。


東浩紀の、存在論的、郵便的は結局読みきれずに返してしまったのだが
あれは読み返すともうだめだ。感覚的な文なんで、基本的に言っていることは
よくわかるのではなくよく感じるのだが、わかろうと思って読んでいくと
結局わけがわからない、まあ基本的にこの感覚的な文体というのは俺にも
共通していることであるので、ある程度読みこもうと思えば読み込むことは
可能だったと思うんだが、結局のところ前提として知っているものがまったく
ないのでどうしようもない。哲学用語辞典とかから読み始めたほうが俺は
いいのかもしれん。


で、例のガレージ理論だ。俺は車庫の中にいて、かのギターを掻き鳴らしている
少年だったとして、まず基本的に、音が届くかどうかすら定かではないし
それが音楽的な響きをもって受け入れられるかどうかもわかったものではない
音楽的な響きをもって受け入れられたとして、それに感動する人間がいるか
どうかというのはわからない、ジョーペリーと仲たがいしたエアロスミスの
連中がそれを聞きつける確率に至っては、極小中の極小に至るといっていい
そこで必要なのが移動だ。ガレージの外でギターをかき鳴らしたとしよう。
すると次の問題はガレージの外に人がいること、プラスしてその人がギターを
かき鳴らしていないことが重要なのだ。ここでギターを弾いているやつが
重なると、どうなるか。ツインギターバンドが誕生する。まあツインドラムよりは
数倍マシとはいえる。


訴えたいことがあまりない