sexyhoya_kouzou2004-12-12

とりあえず一昨日にC7のTHE朗読に行く。シンプルに読むためというよりは
情報を仕入れるためだ。実際問題、もはやかつてほどの才もイマジネーションも
枯渇している。書きたいとまったく思わない。一体俺の体からはどれほどの
敗北の空気が流れているのだろうか。まあ、シンプルに負のオーラがあるとして
三百円損する程度のものだ。貧乏人のこまっちさというのはそういうもの。
空を見ると、泥が降って来る様だった。なんて最悪の天気なんだうと
思っていると、きれいに晴れた夜空に、星がまたたいているだけなのだ
やれやれ、と思う。いくと菅井とかがなんか星だか月の話をしていた。
ああそういうイマジネーションというのもよく考えりゃあったんだなと
思うが、首を切られる瞬間に辞世の句を絶叫する維新志士とかそういう
方向にばかり考えているうちにそういう感情は抹消されていったようだ
たとえば、逆説的だが人が一人も踏み込んだことがない時点の松島や
象潟へ行ったらどういう感覚を示すだろうか、という。ああここなら
なんとか住めそうだ(休めそうだ)、というあの感覚を覚える原始人
みたいな感情を町を歩いてるとしょっちゅう覚えるんだが、それが法やら
個人の所有権やらで規制されてるというのはつくづく窮屈である
まあそれを否定してしまったら社会生活成り立たんからな。
もしくは(住めそうなんだが)ここはイヤだという感覚な。東京の嫌な
ところは、たったひとつだけで、そういうところがあったとして避けて
通ったり逃げたりすることができないという一点にすぎない。
まあ、そんなこんなでくだらんのを即興で書いて、やる気なく朗読する
やる気ないってのは単純に防衛だ。表現より防衛の方が大事ってワケ。
まあ精神病院にぶちこまれて延々と、障害者が障害者をレイプする音を
聞かされる羽目になるよりはマトモでいたほうがいいのだ。バランスは
完全に失ってるが、倒れない術はまだまだ心得てる。それがダンサーってもんだ。
菅井から千円でテープ数本を購入。聞いてみると意外といっちゃなんだが
いい。デビッドボウイの新作とどっち買うといわれたら菅井のを
買うかね。あとで詳細に批評でも送りつけてやるしかあるまい。