2006-04-25 ■ 灰になった夢を飲み込んで 冷えた体をさすり 反応と感応だけを受け付けよう 巨大な塔の中に住む恐竜も 細胞の狭間に寄生する小人も 黄金色のスーツを着た ロックンローラーも 冷徹なファシストも もうすでに夢などじゃなく きみが何かを吸い込んだときに 起こるただの反応だ 地底に埋もれた貝を見る その横の花を見る さらに遠景にうかぶ山脈と 雲海を見据え 遠鳴りに響く振動音は かろうじて生み出した陶酔に 神経は定型を生み出し ふたたび感応しつづける