SAINTS購入

SAINTSはオーストラリアのパンクバンドだ。実はセックスピストルズ以前から
ずっと活動をしていた、ラモーンズ並に結構歴史があるバンドなんだが
彼らには致命的な欠点があった。残念ながら死ぬほどダサイこと!


パンク全盛期でみんな髪の毛を切っていたというのに連中は長髪。
一応パンクに乗ろうと思ったのか黄色いズボンとかはいたりしていたが
髪の毛が薄い。プラスしてジーンズはロールアップしている。
ボーカルのやつはなんとなく小太りとかしている。しかも日本の東北地方
出身者とおなじくらいイギリスでは田舎者の象徴、オーストラリア出身。
うわまじかよというほどにダサダサなバンドである。地道に地道に
MC5やらストゥージーズとかのガレージロックを演奏していたのだが
ようやく彼らに春がおとづれる。ちょうどパンクムーブメントの煽りで
レコード会社がようやく彼らに注目、77年に発表された傑作1stアルバム
『(I'm)Strandedは本国のみならずイギリスでのスマッシュ・ヒットを
記録して、一躍セインツの名は知られるようになる。案の定パンクムーブ
メントの真っ只中のロンドン、ついに俺たちの時代がきたかとやってきた
SAINTSはパンクキッズどもの"えー?何ぃこいつら?ウケケケケケ"という視線に耐えながら
ライブをやるハメになる。ファッショナブルな空間を求めてきたパンクキッズは
"うえ、こいつらくっそだせえフッヒャホハヤハ"と離れていった。ああちくしょう
このクそったれのスノッブどもめ、いつか皆殺しにしてやるぞと怒った
セインツはウヘヘヘダサダサの田舎者ーとかモッズ野郎に笑われた夢で大ギレし
夜も満足に寝られないのでしかたなくヘンなどろどろの茶色い液状の
オーストラリア名物をパンにつけてみて食ったりして
あいつら豪州に来たらエサや!カンガルーのエサやと復讐を誓うのでした
(大体妄想)