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今日も職安へゴー。面接の結果、どうもうまく行きそうだった企業から
正式に不採用通知が届く。やれやれあの満面の笑みにだまされては
いけないものだな。もっともこちらの、だまされるまいという気配を
あちらも感じ取っていた節がある。うまくだまされた振りをした上で
だまされることがないということが重要なようである、ぼくにはそれが
できっこない、と結論づけるのは簡単だが、世の中の仕組みからして
そういう言葉は旧帝大卒以降が吐くものと決まっているようだし
実際そうそうムリの利かんからだでないことも十二分に承知している。
よって俺は健康かつ能天気、すばらしい人生を謳歌し、ジーンケリーの
ように雨の日に人生賛歌でも歌い続けるようにキャラが作られているのだ
まあ死んでもゴスロリが好むようなビジュアル系なんて聞きたいとも
黒を着たいとも思わんのでね。


代々木アニメーション学院で成績悪そうな奴が作りそうなイメージ形成
プラスキャラ設定をされたせいでそういう言葉を吐きたくとも許され
なかった人間の怨念がたまりにたまりつづけているのが、街を歩いて
いると見える。明らかに何の個性もない不細工が叫びたがる平井堅
めいた苦悩!悲しい歌を歌うのは色男だけにしてくれと暗に女どもが
言っている限り女どもの相手なんてごめんだとヒトコトだけ言っとくかね
あ、溜まったら？犯しますよ。もっともそこまで溜まる前に抜くか買いますけど。


延々とANAN見てハウツーセックスでも研究してろよ腐れマンコども。
このヒトコトを女全員に対して言えれば存分にすっきりするはずだ
みんなやりたいから言わないだけで。ということでハウツーセックスでも
延々と考慮してなさいスイスのレマン湖。想像するイメージがよごれた
ものからスイスの風光明媚に移ったせいでずいぶんとすっきりした。
旧市街にさしかかり、年代物のモダニズム型建築に梅の花を見る。
わが国の梅の花とは見たれども　大みやびとは何というらん 　安部宗任
岩手県で反乱に加担して捕らえられ、都に引っ立てられた蝦夷が
"岩手県にこんなのねえだろ"と貴族に見せられた際によんだ歌である。
"俺の故郷の梅の花にしかみえないけど、そんなこともわかんないの？"


都に宗任が引っ立てられたのは旧暦の三月。今の三月とはやや遠いが
もう春という時期だろう。今の心境としてはこうか
風流と覚えしこの目も水枯れて　梅に雄蘂の三つあるなり　


マァ希望は見える。
だがどいつもこいつも希望という字ヅラそのものの
ヤバさを欠片も認識せず記号的な認識にバカ浸かりしている。


希薄、希少、稀(まれ)、ちなみに希少、希薄は稀少、稀薄とも書く。
こんだけ希の本来の意味を羅列しときゃわかるとおもうが
つまり"(まずかないっこない)薄ーい望み"ということでおしまい。


だとすりゃあ、雨に歌えばを大声で歌い続けるのも悪くないってこった。
代々木ヒプホプ学院で成績悪そうな奴が延々と希望について
ライミングし続ける、眼球飛び出て絶頂に達するほどすばらしすぎる光景
絶望とは　"絶頂体験　望月はるか"　の略でいいぜ、もう。