let's go to san francisco

スーツはサイドベンツで明るめの、黒
シャツは白で
ネクタイは印象に残らない青


角砂糖は三個で
ふとった巨乳の残像が
ぬくもりを感じさせずに
ぼくらをふわすか抱きしめる


どこにもない
三面体のまぼろし
飛び交って
ホルモンと結合しあう前に
猛毒を出して
面接官がかがやいている
きらきら


はは
もういってしまえ
夢のサンフランシスコへ
はやくすばやく
ぐしゃりとぶつかり


つもりつもった忍従が
すかした放屁でふっとんで
毎秒五万トンの抑圧