2005-06-14 無題 夕暮れと燃える肌に冷水の気狂い沙汰を 何度も繰り返して飛び上がり ゆがんだ真空管音響にダイビングを くりかえして 何度でも台無しにしてやるのさ 海岸からあがったところにある 苫屋で、網に体を横たえながら 僕がすっかり冷え切っていたら ひとつの指も触れないで 名前を呼んでくれ 名前をつけてくれ そしてぼくでなくなった 貝がきみといっしょ 砂浜に沈んでいるはずなんだ