セックスピストルズ結成秘話



2005年に
恋愛ポエムの表現は
萎えたちんこのように活気を失った


ステキと思われる方法とか
ラブなセカイ観とか
女を口説き落とす方法を五千回くらい
くっちゃべったあげく
やってることといったら
狭い世界でドブスを落とし
ちんこと自称モテ男のプライドを
満足させるという
このカスめいたポエム世界の真ん中で


髪の毛を七三にして
"加藤鷹なんて大嫌い!"
とでかでかと書きなぐった
Tシャツを着て
中野ブロードウェイをほっつき歩いていた
27歳の俺は


恋愛詩なんて、恋愛体験
くどきテクニックにおいて
俺よりも数倍上手い奴らが
いるじゃねえか、クソだけど
プラスメンヘルしか落せないけど
と悪態をかまし
それがあまりに気に入られたので
当時まだ無名だった
セックスピストルズにスカウトされたのだった


あまりにテクニックがなさすぎたために
初回合コンで
罵声とビール瓶を浴びせられまくり
いつまでたっても上達せずに
女を飽きさせる会話を
怒り狂ったスリーコードで
ぶちかまし


テクニックも深遠さもなにもないが
誰にも真似できない
ノイズをゲットした俺は
日本中の何千人もの
女のマンコをかわかしたうえで
とりこにしてやったのだ


ぬるいLOVE野郎はひっこんでな
という名言を残しながら