KILLKILLKILL

とりあえず奈良美智が好きなOLどもを集めてソドムの
180日的な生活を送りたいと思う。まず自己啓発セミナーを
開き互いの悪い点を指摘させてケンカにまで持ち込んで
次によい点を指摘させ最後には抱きしめあって号泣的な
世界を展開させたい。


それとは関係ないが
いわゆる企業経営者陣は学者に対してコンプレックスだか
なんだかわけのわからん感情があるようで、まあたいていは
自民党支持してる方々で明治維新大好き吉田松陰最高という
非常に解り易い方々なのである。大体プレジデントとかで
徳川家康に学ぶ人身掌握とかそういうものを読みまくって
自分があたかもビックマンと勘違いしているような方々で
あるから実は教養がないということを指摘されると
すさまじい逆ギレを起こすのである。まあそれでもお金を
儲けているのは事実なのでその事実をタテにおおいに
ビンボウな学者先生をバカにする。挙句の果てに孫子の解釈
とかで「名刺交換のやり方も知らん学者が孫子を語った
ところで私は信用しない」という意味がわかるようなわからない
ような言葉でごまかすので最高である。


まあそれはそうとして奈良美智だが、やっぱいいや

コンクリートにうずめられた河原で
ぼくはうようよと
わいている緑の波動にうずもれながら
ちらかりながら石炭の粉をかぶった
痒みをうったえながら
なぜなのかと答えられそうにない
問いばかり聞きつづけよう

こげあとをえんえんとたどりながら
昨日の夜の川岸に
ついていたいくつものひかりのなかで
たのしみやらかなしみやらが
あっさりと流されていった
あの様子をおもいうかべながら

炭を水面へなげつけて
墓にはいった夢や
生えてく草の無軌道や
逆巻く流れにかきまぜられて
逆方向にいったあげくに
しあわせとして消費されていく
ぼくらの分散しきっちまった
なにかをつぶやきながら

ぼんやり
ぼんやりと笑いながら
かきむしって
ちりじりになって

それでもほんのわずかな
かけらだけは
この広瀬川の
源流までたどってやって
そして流れて
広い海というのも

ああ結局待っているのは
痴呆になるか
救いかのどっちかか
いらねえよ
いらないね
ぼくはすっかり
酸化しているんだもの