sexyhoya_kouzou2004-03-25

風邪の間中、いかにして危機的状況を演出するかを考えつづけていた
のだが、結局のところ徒労に終わってしまった。本当だったら


3/23
目がかゆいかゆい、医者にはもう職安には行かなくていいといわれた



3/24
あたまがかゆくて しかたがねえ あねきが また うたを
うたっている ころして やる ちくしょう


3/25
かゆい かゆい あねき  くった うまかった です


3/26
かゆ うま


と続けていくはずだったのだがな。


しかしアレだ、春になるとバイオハザードじゃないが
みんななんで頭がおかしくなるんだろうな。というのも
今日は婆さんのホームにいって来たのだが、婆さんは
トチ狂って福島からお客様がいらっしゃるいらっしゃると
連呼していて非常につかれた表情のホーム職員が応対して
らっしゃった。まいったなと思いながら俺は婆さんに対し
あああの人は行商だから応対する必要はないのだよと軽い
いなしをかけておいた。


この辺はボケた婆さんに10年間以上対してきた経験だが
必要なのはとりあえずは彼らの言い分を認めること。
その上で、行商だから、など適当な理由をたてておいて
行動を否定するのだ。むろんその理由を判断する能力は
彼らにはない。だからといって言う事を聞くとは思えないが
下手な反発を招かずに彼らの行動を否定するにはこの方法
しかない。プラスして、大嘘を彼らに対してつくことで
自分という存在がある程度の精神的アドバンテージを彼らに
対して持っているという幻想にも浸れるので、結構便利
ある。ウソも他愛もないくだらないことなので罪悪感も
対して沸かない。ただ他人にこれをお勧めするわけには
いかない。あくまでウチの婆さんに対して編み出した
方法にすぎないからだ。


さて、婆さんが自分の説が正しいという論拠として、
手紙がきた、という事をいったので、俺はその手紙は
どこか?とあえて問い詰めてみた。すると婆さんは突然
しどろもどろになって、いや電話だったかもしれない、と
言い始めたのだ。これはかなり意外な出来事だった。脳みその
中で捏造されたものであれ、老人ボケは彼らにとっての真実
を述べているものだと思っていたからである。正直真実か
どーかははっきりいって彼らにとっても全然わけがわからないが
とりあえずまあナメられると困るから真実っぽい口調で
言っているにすぎないというわけだ。
もっともこれらの事象から導くべき答えというのは
これまた俺の婆さんのみに適応されるにすぎないので
まったくやってられん。ドリフを見たら再放送特集だったし
これなら別にいつでも見れるってんだよ。