よし決定

sexyhoya_kouzou2004-07-30

30歳までに就職できんかったら死のう、とか一応目標設定はしてみようとしたが
死のうとかいう目標設定はどうあがいても守られたためしがないんで今現在
生きているわけで、実際もういいや死んでしまえ的なことになってしまっては
結局のところ同じなわけだ。あくまで目的は就職だからな。ということで死ぬより
俺が嫌なことでなんらかの目標を設定する必要があるわけなんだが、逆にそうなると
あまり設定する気が起きないってことは、まあ日本人特有のアレとやらで死に対し
それほどタブー意識がないということなんだろうな。となるとまあ参ったもんだ。
というか実感が湧かんのだろう。

車の免許を持っているってことは最低でも
数人は人を殺しうる可能性があるというワケで、人身事故は一度もないが
轢かれたことは三回あるからな。正確に言うと、人身事故は一度か。
自分の車で自分が轢かれたことがあるからな。


ある日、坂の上で、思いっきり後輪が側溝に嵌ってしまった俺の車、でもって人が
通る気配もない。俺は気が動転してたとしか思えんのだが、車を後ろから押した。
なんとか車は動いたが、俺がいない上で動くわけだから当然コントロールはきかん
やばいと思って猛烈に走って先回りした俺だったが、岩壁と車に押しつぶされる形で
脚をはさまれてしまった。タマキンの一歩手前だ。そこをはさまれなかったことだけは
幸運だと思った。脚でささえてはいるが、脚の上には当然のことながら内臓が収まった
腹がある。そこもすこしきつめの状態だ。脚がぶっつぶれたら、骨が細い腹は
簡単に潰れるだろう。大腸を思いっきり押されるわけだからどうなるかは
想像がつく。糞が俺のズボンの中に垂れ流されて糞のなかでくたばるのか。
神様、生んでくださいましてありがとうございます、俺の生存意義は自分の車に
轢かれた間抜け野郎として、糞まみれで死ぬことですか。言いたいことは随分
ありましたけど、被害妄想者と思われるのは嫌だったんで黙ってたんすけどね
あんたは随分と糞大好きのスカトロ野郎ですね。惨めな人生を有難うございますと
あんたの王座に向かって言わなきゃ地獄行きなんでしょうなあ。もしくは前世の
報いってんですか、随分責任転嫁がお得意ですな。生命とかくだらんもんは別に
ほしくなんかなかったんすよ。ああくそったれ!


ここに至っては、諦めがついたのか、心がずいぶんと静かになる、
ミシミシ言い始める俺の脚。ああ、骨一つは折れるなと覚悟した。
くそっこんな死に方は嫌だと初めて思う。無理やり脚を動かしてみる。
あれ?
なんと動く。もっとしつこく動かしてみる。だんだんと足が右へずれていく。
どうやら、押してしめつけていた車の状態が逆に、足を押し出すような形に
なってたようだ。ともかく、じわじわと足を車の外へ動かす。やれやれ助かった。
なんとか脱出できた俺だが、俺の足によってささえられてた
車はミシャンと鈍い音をたててバンパーはへし曲がりライトは割れた。
修理費何万かかるかね。まあいいや、神様ありがとうひどいこと言ってごめん。


こんな具合であった。
いや実際、現時点で所有してるレコード全部捨てられるとか以上につらいことは
幾らでも思い浮かぶわけだが、


ドストエフスキー社会主義運動に関わって死刑になりそうになったときのことだ
いざ、兵士が銃を構え、ドストエフスキーに向けた刹那、城からの知らせが届いた
ロシア皇帝の御慈悲により、死一等を減ずる〜 大赦の知らせだった。
無論、猿芝居にすぎない。
ドストエフスキーの隣に居た死刑囚は、あまりの恐怖のため心臓麻痺で死んだ。
ドストエフスキーはこう語っている。"人を馬鹿にするようなことは何であれ
するべきではない"と


結局、抜け殻になるばかりというわけで、どうにかなりますようにと祈念するしか
方法はあるまいな。正直。神様、賜物として豊饒なる土をあたえてくださいまして
頭の上から泥が降ってきます。くそったれ


それはそうとして明日は朗読会だ。