ワニVSライオン

sexyhoya_kouzou2005-04-18

友人の家に行ってディスカバリーチャンネルを見ていると
科学番組で、ライオンとワニがどちらが強いかを検証して
みるというアメリカの番組を放映していた。
スポーツ部出身と思われるある程度イケメンのアメリカン研究者と
ちょいとガリこいてオタクくさいワニの研究者が実質ホスト役の
分析学の権威を挟んで、"ライオンが勝つさ、逃げる準備はOKかい?"
"いやいやワニが勝つね譲れないよこれは"などと話している。


でもって機械製のライオンとワニの口を実際作り、でかい魚やら
缶詰やらをバッキバキ破壊して威力を示す。ライオンの噛む力は四百キロの重さと同じ
くらいあるらしく、しかもキバが鋭いんでもうガッコンガッコンいろんな
ものを噛んでぶっこわすぶっこわす。ついには何を血迷ったか"目覚まし時計も
ぶっこわしてみようぜ!"と大バカな発言をして実際ぶっ壊す。"ワニの脳天も
こうなるんだぜHAHAHAHA"と研究者とは思えない知的レベルの低い発言をする
ライオン研究者。挙句の果てに機械製のワニの頭骨を見て"脳みそちっちぇえなあ、
トーマス(ワニの研究者)みてぇだぜHAHAHAHA"と爆笑する


ワニの研究者は泣きそうな顔で"ワニの脳みそは小さいと思ってるだろ?
でも案外大きいんだぜ"と何の比較にもならない発言を言い返した末
でなきゃ二億年も生き残れねえよ!と泣きそうにキレる。じゃあまずワニの
狩りの様子を見てみよう、とブツブツ震えながら言って見せた映像
なんとワニは動物に噛み付いた後、自ら回転!その遠心力を利用して
肉を食いちぎった!
ライオン研究者びっくり。でその後どれくらいの
速度で回転するんだい?と尋ねるライオン研究者を前に、ニヤリと笑みを
浮かべたワニ研究者は毎秒2,3回は回転するぜと自慢げにつぶやく。
すげえ!ワニまじすげえ!とひさしぶりに厨房オーラ満開で
見つめる俺。このクロコダイルダンディとは程遠いガリガリアイルランド
移民の子孫と思われるオタクアメリカ人が何故ワニに惹かれたのか
速攻でわかってしまった。その後じわじわとワニ研究者は"なんとワニの
噛む力は1000キログラムだぜ"と、ライオン研究者に対して自慢が始まる
ローリングパワーで1000キロの噛む力!ワニマジクソすげえ!グレイトすげえ!と驚く俺。そしていよいよ機械ワニの実演。しかしワニいきなり故障。どうも
回転しなおかつ千キロの噛む力を機械に要求したはいいが関節部が
耐えられなかったらしい。というかなあ。ライオンの研究者は時速50キロで
走れとか要求してねえだろうに。
その後トーマス、"回転するときは200キロくらい"
の力しか使ってないんだ
と訂正。早く言えよトーマス。無理なスペック要求
する前に言えよ。社会不適応すぎる要求をカマすワニ研究者
ことトーマスに激萌えする。


ああ、"知的好奇心"というのは"知りたい"ということであって
そこに至る過程では知性とか必要ないと悟った今日は
非常に有意義だった。