sexyhoya_kouzou2005-10-16

とりあえず知り合いに言われて以前の詩作の推敲を
行えと言われたのですることにする。
たしかに言われてみれば最近は推敲をしていなかった。
なぜかはわからないがつかれていたのか一発勝負にかけていたのか
まあやるに越したことは無いので行う。
カスだろうがなんだろうが作品には責任をもたねばな

僕の立ち上がったすぐさまに
膝から先にすっぽぬけ
崩れ落ちたら裸足のまんまで
指から髪までびりびりしびれ
くらくらしながら指紋がみえる


波打ち遠く鳴り響く
ざまあみろとたのしかったの
地平線上で
ドクターたちが
押さえ込んだ痙攣と
経験と訓練で
神経上の回路が
"わらえ"と"ざまあみろ"を
半月状の笑みとしか認識しない
踊り狂ってくるしくなって
倒れるだけの反応で


揺れているのは相も変わらず
ベルリンフィルが奏でずに
とっくのむかしに淘汰されたか
あたらしすぎてだれも聞かない
聞くことが出来ない
一人、ぬめっていくきみが
ぼくとのくりかえしを
拒否してしまった
あの音響は


かわいくもないキャラ柄がついた
安くて軽くてフィリピン製の
心臓だけを意味している


どこにいくのかわからない
僕のベクトルと、散った音素は
潰れるかひろがるかして
不整脈、もしくは
さかのぼっていく

ぴかぴか砂漠でさまよう俺は
牛のがいこつぶんなげて
ブッといギターをせおいつつ
ドラムスティックで
相手をたたき
世界とか重いことは
もうどうでもいいからよ
おっさんとっととひびかせろ
あのメキシコの
くそったれたテキーラまで


現実そうはいかねえのなら
おまえらをぶっとばすための
ぶあつい真空管
音響をさがしてやる


伝説の星屑カウボーイ
もしくはロンリネスが
どでかいすなっ煙あげ
てかった脂の笑みうかべ
フーフーフフフーと
雄たけびながら
宇宙へととんでいき


おれはふとくなるばかりの
骨と体がかわくまで
全部埋まってくるしいかぎり
サボテンを食う虫の種類を
五十匹ばかりおぼえながら
ぴかぴかひかるおひさまに
ぼんやりするだけの
テキサスさ!

低くなっていく血圧で
もやがかっていく極彩色
青やら赤で埋められた
地平線でなにもかもを
あらわそうとすると
口紅の色だけがにじんでひろがり
めまいとよろこびが
凝りまくった肩にしみていく
おどれよくずども
ぐるりとまわって
はげしくばちびち
やってるさなかに
白痴になって
ぼんやりするだけで
夢の中
腹の中
化粧瓶のなかに
ぼくがつめこまれてると
いうのなら
どうかすぐにでも割ってくれ
ぐしょりと塗れた埃やら
ガラスのかけらといっしょになって
掃除機の中にすいこまれたい
かろうじて

アルコールの芳香とともに
誰かの裸の温度で
どこぞへと飛び去っていく
水色の
埋めつくされた山裾に