死不畏死
生不偸生
男兒大節
光與日爭
道之苟直
不憚鼎烹
眇然一身
萬里長城


死して死を畏(おそ)れず
生きて生を偸(ぬす)まず
男児の大節は
光(かがやき)日と爭(あらそ)う
道 之(これ)苟(いやし)くも直(なお)くんば
鼎烹(ていほう)を憚(はばか)らず
眇然(べうぜん)たる一身なれど
万里の長城たらん
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雲井龍雄先生 刑死時の辞世


雲井龍雄先生は米沢藩の秀才として知られ、また若き日より詩人としては天才の誉れが
高かった。戊辰戦争においては「討薩の檄」でもって薩摩を批判。戊辰戦争終了後
「帰順部曲点検所」を組織して新政府に奉仕させるという名目で奥羽の不満分子を
多く集めるがその実は新政府を転覆しようとたくらんだために明治三年に処刑された。
その詩は死後も名声高く、明治の学生に多く愛唱された。

とりあえず参考までに