2005-01-01から1年間の記事一覧

窒素

夏の営業でテンパった俺がぶつぶつと レットイットビーの替え歌で 働きたくないをつぶやきながら ぐつぐつ煮えたぎり のぼせてあるいていると いつのまにか アスファルトにへばりついたガムが ビジネス靴にひっついたうえ ウニーと伸びて延々と 俺のあとをつ…

緑色にゆがんでゆく

通りゆく雨は かおに蒸し気をぶちあてながら 唇だけをかみしめ ゆるみきったひと吸いで きみの顔も 緑色にゆがんでゆく どろまみれの僕の顔が 数億の微生物に たかられ 栄養をあたえられ またはうばわれていく なんとおりもの 過程をあふれさせ らんぼうな、…

KISS,KISS,KISS

手をつながせてくれ この針山でできた手を でも いや、やっぱいいやが 数千回ひびきわたり できないとわかったら こぶしを握り締めるのさ わらいながら悲しい踊りを数千回踊っても どうにも許されるだとか なにか、解消されるものが あるということよりはと…

とりあえず音楽的にはちっと濃い方向性へと いきすぎたもんでオサレとかかんがえられなく なったのがつくづく痛いな。最近聞いてるおそらく一番 オサレとおもわれる音楽がニューオーダー(ピーターサヴィル ジャケでかろうじてオサレ度を保持)ってのはちと自…

しかし自分ではまともなつもりなんだが、随分な代償を 詩のために払ってきたものだなと実感することしきりだ。 とるべきまともな行動というのはわからないこともないが 極端に走り勝ちになってしまう。実際それは慌てているとか 狙っているとかそういう風に…

仕事場で宇宙戦争の映画会に行く。 なんでこうセンスがねえんだかなあ。 本気で鬱になるがまぁどうでもいい。 つまんねえ ああつまんねえ どこにいっても おまえのつらも そこのかしこで つまりにつまって さかさにながれて あふれかえって どうろのどこも …

22:17

22:15の この夜は すでに表現されつくしている 二十五メートル先まで おれは歩いた 煙草を買って ライターに火をつけた もどっていく速度は 買いに行く速度より とろとろとおそく そして22:17がやってきた おれは三メートルだけ この夜をはなれたところを…

セックスピストルズ結成秘話

2005年に 恋愛ポエムの表現は 萎えたちんこのように活気を失った ステキと思われる方法とか ラブなセカイ観とか 女を口説き落とす方法を五千回くらい くっちゃべったあげく やってることといったら 狭い世界でドブスを落とし ちんこと自称モテ男のプライドを…

俺が考えたサザエさん

自分にぴったり合う独自の職業というのが存在する、たとえば ライ麦畑で捕まえてのホールデンくんがライ麦畑の捕まえ役に なりたい、とかエロゲオタが肉奴隷調教師になりたいと想像 するなど理想は様々とはいえ実際のところ、そんな職業など存在しない。 な…

家に帰るとMY車が雨の中窓を全開していた。どうも昨日閉め忘れたらしい。 当然盗む物などなにもないので盗まれることもなかったがシートが ムチャクソ濡れまくってしまった。置いてあったタバコもビチョ濡れ。 まぁ何れ失われるものと思い諦める。しかもなん…

I SHOT

図書館からアンディウォホールを撃った電波フェミニスト ヴァレリーソラナスの伝記と北一輝の著作集を借りて読む。 ヴァレリーソラナスは名前は知ってたが正直ただのイカレポンチの ガイキチとしか思って居なかったが、これを読んでも感想は同じだ。 生活か…

平田弘史

平田弘史先生のそれがし乞食にあらずを購入。 身もふたもなく濃い名作揃いである。それがし乞食にあらず (平田弘史傑作選 (昭和四五年~四六年))作者: 平田弘史出版社/メーカー: 青林工芸舎発売日: 2005/05メディア: コミック購入: 1人 クリック: 11回この商…

漢気会社サンリオ

サンリオというとキティちゃんキティちゃんといえばサンリオというように 実に少女的なファンシーグッズのイメージが強烈なサンリオに男気を見出す というものは実際、おすぎがチェッカーズ主演映画TAN TANタヌキを大酷評 マスコミに対して強烈なアンチをつ…

さて

いよいよ酷暑の夏が一歩一歩と焼けたぎるような足跡を残しながら 近づいてきているわけでございますがみなさまお体に変わりはない でしょうか。私は風邪をひきましたがまあ所詮風邪は風邪、将棋で 言えば歩、軍人の位で言うと二等兵、人間の位でいうとわたく…

キングオブミキサー

北は大連から南はサイゴンまで 銅鑼の音がジャンコジャンコ ひびきわたる日曜に目が覚めた俺は 顔をぞうきんにこすりつけて 雑菌まみれのきれいな肌で ぶったぎりたくなる衝動にたえ かわいい痒みに耐えている もはや一刻の猶予もない 聞きたいんだ 顔中をは…

蝦蟇

(中 略) 話は飛ぶが、前にも言ったように、中国の伝説に出て来る蟇仙人に仕えている蟇は前足が二肢、後足が一肢という変ったものだそうであるが、ちょうど虞美人草が虞美人の化身だという言い伝えをここにもって来て、蟇仙人の蟇が蛙の真似をして水に飛び…

民謡

僕は立ち上がってすぐ崩れ落ちた 裸足のまま、指紋でくらくらする 散歩すると 遠巻きに鳴るのはざまあみろと 楽しかったなだけの地平線上で、 ドクターたちが延々解説文を繰り返している 押さえ込めた けいれんとくんれんで 神経上の回路は"わらえ" と"ざま…

此処俺

スーパーの食料品というものは実際当たり前のようにいつもあるような ものが並んでいてたしかに、レトルト調味料などで味付けられることを まえもって目的としたようなホタテなどの食品は常に用意準備されている ものであるが、シロウトの主婦がいったいこれ…

ぼったくる

いいことがあったときにぼったくられても人間なにもいわない

対話の継続

ってはっきりいって必要ないんじゃない?と思う。 だって、ただの現状保留じゃん。 "対話の継続の必要性"を国家外交で言うことは何を意味するか。 単純に"現状の保留"だよ。結論出ませんでした、でも対話辞める ってことは戦争意味しちゃうからそれは避けた…

スタートレック

なぜか知らないがスタートレックの古い奴が放映されていたので 途中から見る。ある惑星にたどりついたカーク船長らエンタープライズ 号の面々は何だか知らんが、つぎつぎと花の匂いをかいでやる気を 失ってマッタリと過ごしていく。なんとその花は戦闘意欲と…

陶淵明

88 名前:無名武将@お腹せっぷく 投稿日:2005/06/17(金) 12:20:31 陶淵明は辞職した時、まだ裕福だった。 田舎に帰って、毎日菊に対して酒を飲んだりして、 興味本位で豆を植えたりしている(草盛り、豆苗稀なりだけど)。 悠々自在な暮らしを送っている。…

家に帰るとなんか俺の部屋に他所んちの猫が入り込んでいた。 なんか目が合って一瞬何がおこったのか理解できなかったが まあ猫だということで理解してウチの猫に近づかぬように ドアを閉めた上で窓を全部開けて追い出しにかかるが相手猫も ビビってるもんだ…

無題

夕暮れと燃える肌に冷水の気狂い沙汰を 何度も繰り返して飛び上がり ゆがんだ真空管音響にダイビングを くりかえして 何度でも台無しにしてやるのさ 海岸からあがったところにある 苫屋で、網に体を横たえながら 僕がすっかり冷え切っていたら ひとつの指も…

ここのところ

詩を書きっぱなしだったが、実際のところこうした意欲のある日 はそれほど気分がいいわけではない。ほとんどが現実を表現し たいというひとつの衝動なのだがしかしもってそうこう現実を 書くにはいかない理由というのが詩へと向かわせているという わけだ と…